2022.07.01
入社後に試用期間を設けているという企業は多くあります。
もしくは、求人などで「試用期間」という文字を目にしたことがある、という方もいるのではないでしょうか。
では、この試用期間とは、どういったものなのでしょうか?
今回は、正社員の試用期間についてお話しします。
▼正社員の試用期間とは
試用期間とは、社員の適性があるのかどうかを確認するために設けられた期間のことです。
だいたいが1~6カ月間ほどで終わります。
企業側も面接だけで能力や適性が分かるわけではありませんので、その期間に判断するというものです。
試用期間中に、適性を認められれば期間終了後に本契約が結ばれます。
■試用期間中の待遇は?
ほとんどの場合、試用期間中であっても、労働契約は成立しているため待遇が変わることはありません。
企業は雇用保険や健康保険、社会保険などの加入義務がありますし、給与や残業代などもきちんと支払われます。
各種手当や福利厚生なども他の正社員と同じように受けられます。
しかし、一部の企業では期間中は正社員よりも低い給与額が設定されているところがあります。
その為、就業規則を念入りにチェックしておきましょう。
■試用期間中に解雇されることはある?
よっぽどのことがない限り、解雇されることはありません。
しかし、勤務態度がかなり酷い場合や業務をこなす能力が極端に低い場合は解雇されることがあります。
遅刻や欠勤が多かったり、注意されても態度を改めず逆ギレするなどというときは、期間終了が来る前に解雇されてしまう事があります。
▼まとめ
今回は正社員の試用期間についてお話ししました。
試用期間中に解雇されることはめったにありませんが、試用期間中でも責任をもって働きましょう。